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Project 01 革新素材・ゼオネックスを市場化せよ!

どこにもないプラスチック、誕生。
問題は、「市場がまだない」ことだった。

1985年、大島正義(当時32歳/元専務)のチームは、新素材開発プロジェクトを開始。
苦心の末、ガラス並みの低吸湿性と抜群の加工性を持った無色透明の樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)の合成に成功する。
「これは今までにない画期的製品になる!」と、会社は新プラントの建設を決定。
しかし、大島の本当の苦闘は、ここから始まった。

頼みの売り先が消滅。光学部品への挑戦を決めるも、門前払いの連続。

  • 大島正義(当時32歳/元専務)

シクロオレフィンポリマー(COP)は、次世代記録媒体として注目を浴びていた光磁気ディスク(MO)をターゲットに開発された。しかしプラントが完成した1989年には、MO市場は伸びるどころか縮小に転じてしまう。「作ったお前が売ってこい」と事業の推進役を任されていた大島は、頭を抱えた。

「世界中どこにもない新素材なので、売り先もどこにもない。『とにかく光学性能が非常に高いのは確かだから、光学レンズをターゲットにしよう』と決め、市場調査を始めました」

調査会社からの報告は散々だった。「レンズはガラスが主流で、今後もプラスチックレンズの市場は期待できず、あっても年間200t程度だ」というのだ。「プラントの製造能力は年間1000tですから、話にならない。しかたなく光学メーカーなどに直接アプローチすることにしました」

光学関係の企業に手当たり次第に出向き、COPがいかに優れているかを力説する日々。しかし反応は冷たかった。
「必ず『利用実績は?』と聞かれますが、新素材だからあるはずがありません。『価格は?』と聞かれて『1kgあたり1万円です』と答えると、びっくりされました。当時、アクリルの1kgあたりの単価は数百円でした」

それでも話を聞いてくれれば良いほうで、大半の企業は「カタログ置いておいて」と門前払い。大島は文字通り靴底を減らして、日本全国さまよい続けた。


「開発マインドを持つ人」を探し、プリンタ用レンズへの採用を勝ち取る。

  • ペレット

半年後、「このままでは本当のユーザーは見つからない」と悟った大島は、「企業でなく、開発マインドを持った個人に会おう」と決意。文献や雑誌を読みあさって研究開発者をピックアップし、講演会や学会、業界懇談会などに足繁く通ってコツコツと人脈を築いていった。

「1年ほどの間に1,000枚(注:数年間かけて4千枚集めました)の名刺を集めました。このとき知り合った人々は今も私の宝物、貴重なブレインです」

あるとき、親しくなった成型機械メーカーの技術者から、「大手光学メーカーA社のNさんが、小型プリンタ用の新しいレンズ開発に取り組んでいる」という情報をいただいた。

「ようやく目指す人に巡り会えた!と直感しました。早速アポイントを取ってCOPの性能を説明すると、『面白い! ぜひ一緒にやりましょう』と即決してくださったのです」

当時A社では、次世代向けの小型ページプリンタを世界に送り出す計画を持っていた。それには、高価で重くて加工しにくいガラスに代わる新たなレンズが不可欠。けれども既存の素材では求める光学性能が得られず、N氏も頭を悩ませていたところだったのだ。

「当社のCOPなら射出成型でどんな形にも加工でき、しかも光学性能が高い。成形性や複屈折、金型技術などを2年がかりでA社と共同開発し、1991年、ついに製品が世に出たのです」
新素材は『ゼオネックス』と命名され、上市を果たす。しかし、感激にひたる時間はあまりなかった…。他社の猛追が始まったのだ。


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